実は私たちの生活に直結!?参議院議員が庶民に与える意外な影響とは・・・
いよいよ今日は参議院選挙ですね。
皆さん!投票には行かれましたか?
私は、昨日、期日前投票に行ってきました。
「衆議院ほど影響力がないんでしょ?」
「正直、誰を選んでも変わらないよね」
そんな声もよく聞きます。
私も、そう思っている時期もありました。
でも実は、参議院の動きや議員の発言・判断が、私たちの暮らしに“じわじわ”と、そして“意外と直接的に”影響しているのをご存じでしょうか?
今回は、参議院議員が私たち庶民に与えるリアルな影響について、少し掘り下げてご紹介します。
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法律を“通すか止めるか”のカギを握る存在
国会では、法律の多くがまず衆議院で審議され、その後参議院に送られます。
衆議院のほうが「優越」があるとはいえ、参議院が否決すればそのまま通らない場合や、成立が大幅に遅れるケースもあります。
例えば、過去には「働き方改革」や「育休制度の拡充」など、生活に直結する法案が参議院で再審議され、修正された例も。
一見遠いように思える参議院の議論が、実はあなたの働き方や育児支援に影響しているのです。
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予算の使い道を厳しくチェックする役割も
「国の予算って誰がチェックしてるの?」という疑問、ありますよね。
実は、参議院は“予算の番人”ともいえる存在。衆議院で可決された予算案についても、参議院で細かくチェックが入ります。
例えば、コロナ対策費の使い方や防衛費の急増について、参議院で鋭い指摘が入り、一部が見直されたという事例もありました。
私たちが納めている税金がどう使われるか、それを見張る重要な役割を担っているのです。
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実は“人事”にも影響がある
あまり知られていませんが、日銀の総裁やNHKの経営委員など、国の重要なポストの人事にも参議院の同意が必要です。
たとえば、日銀総裁の金融政策は金利に影響し、それが住宅ローンや預金の金利、さらには物価の上がり下がりに関わります。
つまり、参議院の判断ひとつで“あなたの生活費や貯金”がじわっと変わる可能性もあるのです。
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地方の声を届ける「橋渡し役」
参議院選挙では、地方区の比重が大きいため、地元の課題を国政に持ち込める貴重な場でもあります。
例えば、「この道路が整備されたのはあの議員の働きかけだった」「地元の病院統合問題が国会で取り上げられた」など、地域の小さな声を政策に反映させてくれる存在でもあります。
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「ねじれ国会」が暮らしにブレーキをかける?
衆議院と参議院で与党・野党の勢力が食い違うと、法案がなかなか通らない「ねじれ国会」が発生します。
政治の停滞は、結果的に庶民の困りごとが放置されることにつながります。
育児支援、最低賃金、老後の医療制度など、あなたが「ちょっと困ってるな」と思っていることが解決されないまま先送りになる、というのは実はこうした国会の構造も関係しているのです。
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最後に:その1票が、10年後の暮らしを変えるかもしれない
参議院選挙は、派手さはなくても「地味に暮らしに効いてくる」選挙です。
ぜひ一度、自分の住んでいる地域や、自分の働き方、家族の将来に目を向けて、「今の自分に近い声」を国会に届けてくれそうな人に投票してみてください。
あなたの1票が、思った以上に未来を左右するかもしれません。
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